ースタッフ日記ー
第48回 「ウェットティッシュ」 2018.3.15.
先日、社員T島さんの帽子に鳥の糞が落下してきたと聞きましたが、
実はその前日、自分も出勤時に鳥の糞の落下をもらいまして、
「うららかな春だねぇ」と話しておりました。
自分の場合、その際に役立ったのが「ウェットティッシュ」でございました。
なぜウェットティッシュなど携帯していたかと申しますと、
暮れの頃でしたか、
七十代くらいの男性がバスの優先席でコーラを飲んでいたのですが、
突然「ブーッ」と派手に吹き出しまして、
前にいた青年のダウンジャケットを滴るほど濡らしてしまいました。
今時の青年は偉いと申しますか、怒ることなく、
隣にいた彼女的人に小声で「ティッシュ、ティッシュ」と催促していましたので、
脇で見ていた自分も思わずポケットティッシュを差し出したのですが、
「あ、大丈夫です」とコケティッシュな彼女的人に言われ、
その後にウェットティッシュもあることを思い出し、
それを差し出すと「あ、ありがとうございます」と使ってもらえました。
その時に、やはり人生、ウェットティッシュくらいは持っているべきだな、
などと思った訳であります。
で、なぜ偶然にもウェットティッシュを持っていたかといいますと、
これは昨年の秋に会社の仲間で東京ドームに行った際に、
ビールその他、何かしらのベタつきを恐れて購入していたものでした。
ウィットに富んだ(?)ウェットティッシュの話でした。
(Nセンス)
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第47回 「働くということ」 2018.3.1.
あるデータでは、
日本の年間総実働時間は昭和35年の2,432時間がピークで、
平成27年では1,784時間とのことです。
時々利用者さんから「月月火水木金金と働いた」などと聞きましたが、
当時の日本人は本当に休日もなく働いていたのだろうと察します。
私は父が農業をしていたものですから、
日曜も祝日も関係なく、雨の日には合羽を着込んで、
早朝4時5時に起き、朝食前にひと仕事終えてくるという姿を見て育ちました。
今では「働き方改革」という言葉を頻繁に耳にしますが、
これは急に始まったことではなく、
全企業、就労する人すべての永遠の課題であり、
弊社でも事業開始当時から経営上の課題であり続けたような気がします。
一般企業でもあるような残業の問題や有休育休が取りにくいという問題に留まらず、
商品が「人」であるために、介護事業は複雑で公平感の取りにくい業態です。
ただ、これらの問題に蓋をしていたのでは、
いつまで経っても変わらないという思いは常にありました。
せめて報酬がもう少し高く、収入が潤沢であればと、
ついそこに目が行ってしまう訳ですが、
保険料上昇を抑えなくては制度自体が立ち行かなくなることも周知の通りです。
私たちは可能な範囲で、
人手がない時代に見合った在宅介護職の働き方を考えていかなくてはなりません。
それは行政の成せることではない、現場にいる我々の使命だと思っております。
皆で理解し合い、強固な扉もひとつずつ開けていきたいと思います。
(Nセンス)
第46回 「チームで勝つ」 2018.2.15.
闘将星野仙一監督も言っていたようです。
中日、阪神、楽天と監督をやりきった際、「もう、やりたくない」。
ミスターも何かの番組で言っていました、
「選手でいる方が全然いい、監督は辛い」と。
それだけ、大変なことなのでしょう。
ソフトバンクホークスの工藤公康監督。
現役の西武時代など、あまり好きな選手ではなかったのですが
(その割にファミコンゲームでは「くどう」「ひかしお」を多用していましたが)、
移籍しながらも48歳までひたすら投げ続ける姿を見ているうちに、
いつしか印象が変わっていました。
昨年、監督として優勝し、インタビューに言葉を詰まらせる姿は泣けましたね。
若い頃は生意気な発言が注目されたような選手ほど、
どういう訳か人情味のある監督になります。
かつての落合もそうです。
どんなコースでもホームランにする技量、
バットを当てる瞬間の繊細さは随一と思いつつ、
どうしても好きになれない選手でしたが、
監督になって優勝した際、涙を見せながら選手を褒める姿に胸を打たれました。
あの落合が、ですよね。
たまたまセンスのあった選手が集っているというだけの舞台ではない、
改めてそう感じました。
腕を磨くのは個人でも、勝ち負けはチームプレイで決まる。
独り考え意気込んでも、チームで勝たなければ意味がない。
その分、勝った時には喜びも一入(ひとしお)。
仕事でも同じことが言えると、つくづく思うこの頃です。
(Nセンス)
第45回 「階段上のエリア」 2018.2.1.
いよいよ、このホームページもリニューアルされました。
振り返りますと、ロゴ作成やホームページの改良も、
仕事の合間をぬって我が広報部が予てから準備していたものでありまして、
自社のことながら感涙に咽ぶ次第でございます。
さて、
このところの業績といいますと決して右肩上がりという訳にはいきませんが、
階段状に上がっていくのがいいと何かで読んだ憶えがあります。
ひとつ上がったら、その環境に適応するための社内の調整があり、
また次の階段を上がるための準備をする、
言わば我慢の時期も必要ということのようです。
イメージしない限り現実は訪れない、
と肝に銘じておりますが、
階段をひとつ上がってみたら思いがけない景色が広がっていた、
ということもあるでしょう。
またそこに、未開拓の領域があるかも知れません。
これまでも、その繰り返しだったような気がします。
介護業界も曲がり角、今年はそんな一景も垣間見たいと願っております。
(Nセンス)
第44回 「人生の大義」 2018.1.15.
仰々しいタイトルで恐縮ですが、ビールの話です。
一年程前にもビールや日本酒の話が登場しましたが、
一部のマニアの方から好評をいただいておりまして、
どこがスタッフ日記だと内心思いながらも、
人生に関わることとして、少しばかり私論を展開したいと思います。
まだ正月気分に名残があるものですから。
まずはキリンの「一番搾り」がおいしくなった、という問題からですが、
テレビCMの演出や出演者云々はさておき、
簡単に言いまして「コクが出た」ということになります。
これはサッポロ「黒ラベル」相当のコクで、
これまでの個性を抑えたやわらかい飲み口から脱却、
「味わえるビール」になったと言えます。
投手でいうと中継ぎという位置ですが、
じっくり試合を運ぶベテランの安定感ですね。
「エビス」もこの位置です。
じゃあ先発はと言いますと、
完投も期待される各社のラガービールが主軸ですが、
中継ぎありきで、もっとさっぱりから始めたいという場合には、
各種のエールビールで香りを楽しむのもオツです。
「一番搾り」の「とれたてホップ」も個人的には先発。
キリン「ハートランド」や
独特の風味のある小麦系「銀河高原ビール(ヴァイツェン)」なども
「つまみのいらないビール」として、
ある種の最高峰を極めていますね。
時に完封も起こり得ます。
最後にクローザーとして挙げるとすれば、
やはりサントリー「プレミアムモルツ」、
そして各種の黒ビールでしょうか。
中継ぎのまま勝てる時はいいのですが、
確実にという時はこれらで閉めるのが理想です。
何に勝つのか解りませんが、飲み過ぎにはご注意を。
【参考文献:「麦酒主義の構造とその応用力学」椎名誠/1996年集英社】
(Nセンス)
第43回 「前を向く」 2018.1.1.
新年おめでとうございます。
近頃は、スマホを眺めながら俯いて歩く人が多くて困ります。
事故やトラブル防止のために、
立ち止まらないと画面が表示されないようにするとか、
何とかできないものかと思いますが、
前を向かずに歩くという姿勢が、
何か今時の世相を表しているようにも感じられることがあります。
介護業界にとっても、
この春の改定ではまた報酬が下がると言われておりますし、
気が滅入るような話ばかりです。
賢い人は、こういった時代の変化に不満をもらすよりも、
対策を立てて自らの行動を変えていくのでしょう。
いつぞや医師をしている同級生と話していて感じましたのは、
とにかくポジティブシンキング、
努力で人生を全肯定していくという覚悟のようなものでした。
賢くない私など、
何十年も前の失敗や悔しい経験を昨日のことのように思い出しては、
落ち込んだり苦しんだりしている始末です。
「感情が思考の邪魔をする」と何かに書いてありましたが、
賢いとされる人たちに共通する肯定感、
くよくよと悩まないフラットな気分といいましょうか、
その自信はどこから来るのかと羨ましく思います。
自分のような人間が前を向いて生きていくにはどうしたらいいか。
これまでの経験から差し当たり言えるのは、
「ユーモア」と「信念」を持つことでしょうか。
殊に信念というものは厄介なもので、
変わることを拒もうとしますから、
賢い人の嫌うものです。
ですが自分には、信念なくして前を向くことはできません。
手段は人それぞれでしょうから、自分は相も変わらず、
今年も信念を頼りに前を向いて歩いていきたいと思います。
シンネン違いの話でしたが、
本年もおだい介護サービスをよろしくお願い申し上げます。
(Nセンス)